室町幕府と戦い倒れた大内義弘の菩提を弔うために1442年に建てられた塔で、奈良の法隆寺と京都の醍醐寺とともに日本三名塔に数えられています。室町時代の建築としては装飾が少なく、優美なシルエットは日本で最も美しいといわれています。
今から約500年前、大内政弘が別荘として画僧雪舟に築庭させたものと伝えられ、背景に山林、北側に枯滝を掛け、中央には無染池(心字池)を設け、その周囲には室町時代の特色となっている立石が豊かに配されて、破墨山水が立体化されています。
大内弘世が山口に移って以来、歴代の大内氏が居館とした場所で、ここで政務が執り行われました。龍福寺は1557年に毛利隆元が大内義隆の菩提寺として建造したもの。現在の本堂は元大内氏の氏寺であった興隆寺の本堂を移築したものです。
明治10年頃、上竪小路に料亭として創業した菜香亭。名付け親である井上馨など、山口県出身の政治家や文人らに親しまれた建物が移築されて平成16年にオープン。伊藤博文や佐藤栄作らの書も飾られており、当時の面影を今に伝えています。
もともとはキリスト教布教師フランシスコ・サビエルの山口来訪400年を記念して建てられたものでしたが火事で消失。現在の聖堂は平成10年に再興されたもの。53mの2本の塔と屋根が印象的で、内部には多くのステンドグラスが施されています。
萩往還の峠の一つである坂堂峠南側の山口市上宇野令錦鶏の滝付近に源を発し、市内中心部を南へ流れ、やがて椹野川に合流する川。川沿いには桜並木が植えられ、春は桜の名所として、6月頃にはホタルの名所として多くの観光客を集めています。
湯田温泉に生まれ、30年の短い生涯を詩に捧げた中也に関連する草稿・日記・書簡等の資料が公開されています。館内は常設固定展示・常設テーマ展示・企画展示の三部構成になっており、中也の独自の詩の世界とふれあうことができます。
「貴婦人」の愛称で親しまれる「C571」、SL「やまぐち」号。新山口駅~津和野駅間を往復する蒸気機関車の旅。片道約63km。美肌の湯で知られる湯田温泉駅や大内文化の風情を残す山口駅、長門峡駅、リンゴで有名な徳佐駅などを巡るロマン溢れる旅です。
山口生まれの俳人、種田山頭火が暮らした庵が復元されています。この庵で過ごしたときに山頭火の多くの句集が発行されています。室内には『其中一人』と書かれた書が掛けられています。
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